PS Vitaの後継機が出るとしたら

PS Vitaはお世辞にも売れているとは言えず、後継機についても悲観的な見方は少なくない。しかし、もし出るとしたら個人的にはVitaよりは普及する可能性が高いと思っている。発売されると仮定した際、どういった展開になるかを妄想してみた。

Vita後継機に予想されること

  1. ディスプレイの大型化
  2. L2/R2ボタンの採用
  3. 独自メモリカードの廃止
  4. Nintendo Switchとのマルチタイトルの増加
  5. スマホゲーの移植やインディータイトルの拡充
  6. クロスプラットフォームの受け入れ
ディスプレイの大型化

一昨日、通常サイズのNewニンテンドー3DSの生産終了が発表された。画面の大きなLLのほうがはるかに売れているためだろう。スマホなども昔と比べるとかなり大きくなっており、大画面化は時代の流れと言える。コンパクトのほうが良いという意見もあるが、売り上げを考えるとやはりVitaの5インチより大きな画面が選択されると思う。

L2/R2ボタンの採用

VitaにはPS4のゲームをリモートプレイできるという機能がある。また、(もうすぐ外されてしまうが)PS Nowの対象の一つでもある。これらはVita後継機にも引き継がれるだろう。これらをより活かすため、背面タッチの代わりにL2/R2ボタンが取り入れられる可能性は高い。

ただ、ボタンが増えれば普段ゲームをしない層を取り込むのが難しくなる。その点、Nintendo Switchのおすそわけプレイはよく出来ているなと感じる。Vita後継機でも何らかの工夫があるかもしれない。

独自メモリカードの廃止

Vitaは独自形式のメモリカードが採用されており、SDカードと比べるとかなり高価なものとなっている。これは改造などを避けるために採用されたそうだ。しかし、金銭的負担が大きければ当然ながらライト層を遠ざけてしまう。値段を大幅に下げるなら独自形式でも良いが、SDカード等が普通に使えるならそれに越したことはない。

Nintendo Switchとのマルチタイトルの増加

Vitaとニンテンドー3DSは後者が二画面であることなどからマルチタイトルはほとんどなかった。しかし、Nintendo Switchではそのようなことがないため、Vita後継機とNintendo Switchのいずれにも展開されるというタイトルは増えるだろう。

日本のゲーム会社は海外と比べると異なるプラットフォームでのマルチ展開に長い間及び腰だった感があるが、最近は柔軟になりつつあるので、そういった状況も後押しになる。

Vitaが出た当初はPSPとの縦マルチが多かったが、Vitaの普及台数が低いことを考えると、Vita後継機とVitaの縦マルチはそれほど多くならないと思う。

スマホゲーの移植やインディータイトルの拡充

Vita後継機は携帯機としては高性能になるだろうが、それでもPS4Xbox Oneに匹敵するレベルにはなるとは考えにくい。したがって、ハイスペックが求められる洋ゲー大作の展開は当然きびしい。ラインナップを増やすため、スマホゲーやインディーズをどんどん取り込むことになるだろう。

というか、既にVitaでその流れはある。しかし、一般層に広く認知される前にVitaが衰退してしまった感がある。新ハードはなんだかんだ注目されるので、そのタイミングで改めて取り組んでいくことを期待したい。

クロスプラットフォームの受け入れ

今年のE3において、マインクラフトなどが任天堂とMSのハードにおいてクロスプラットフォームで遊べるようになることが発表された。ソニーがこれに参加しなかったのは、表向きにはPSユーザーを守るためというニュアンスの説明がなされている。しかし、おそらく本音としてはPS4の普及台数が他のハードより多い今の状況で参加してもソニー側にメリットが少ないからではないだろうか。

一方、Vita後継機については一から普及していかなければならないため、ソニー側としても他ハードとのクロスプラットフォームを受け入れるメリットはある。特に携帯モードのあるNintendo Switchとの間で実現するかどうかは興味深いところ。

 

以上、さしあたり思いつくことを挙げてみた。あくまで素人の妄想なので実際にはどうなるかはわからないが、クロスプラットフォームについてはできれば実現して欲しいなと思う。

ただ、冒頭にも書いた通り、そもそもVita後継機は出るのかという問題がある。VRは現状あまり売れていなくても投資としての価値はあるが、携帯機に関してはソニーが将来性をどうとらえているかよくわからない。ソニーが抱えているスタジオは優秀だと思うが、携帯機向けのキラータイトルはないというのもネック。

しかし、それでも力を入れれば何か新しいものが生まれるかもしれない。もし、発売するならPS4Nintendo Switchとともに国内ゲーム市場を盛り上げていくことを期待したい。